世界で2番目に小さい国であるモナコ。普段は3万人ほどしかいない国でF1のモナコGPは1929年より毎年欠かすことなく開催されています。レース期間中には20万人もの人が訪れ、美しい街並みを背景に繰り広げられる熱い戦いを世界中のセレブや著名人たちもこぞって観にきます。世界三大レースの1つでもあるこのモナコGP、他のレースとどこが違うのかといえば、コースに特徴があります。ガードレールに囲まれた一般道を使用した市街地コース、名物のトンネルコース、最も低速で走るコーナー「ローズヘアピン」など、モナコGPでしか観られない光景がたくさんあります。王室の協力もあるなど、国や街をあげてのレースで、過酷なコースは裏腹に華やかな雰囲気も併せ持ち、ファンの心をとらえて離しません。ファンなら一度は現地で観戦したいものですね。
F1モナコGP、他のレースにはない魅力について
F1は世界各国で開催されており、2018年はオーストラリアを1戦目に、全部で21戦が行われることになっています。日本では鈴鹿GPが10月に開催されます。1か国1レースで、それぞれに国の特徴や雰囲気が違い、観戦ツアーも組まれるなど、現地まで訪れるファンも大勢います。その中で最も注目を集めているモナコGPは、技術的な難しさと高級リゾート地の街中で開催される華やかさが群を抜いて魅力的です。F1発祥以来ほとんど変わらないコースで開催されており、F1の歴史を知る人ほどその魅力にとりつかれています。狭く技術的にも難しいといわれるコースで、「モナコの1勝はほかの3勝に匹敵する」というほど技量が必要なレースであることから、モナコGPでの勝利を夢見るドライバーはたくさんいます。
F1モナコGPを現地で観たい方にとっておき情報
F1ファンなら見逃せないモナコGP、テレビで観戦するのもいいですが、一度は現地で観戦してみたいものですね。チケットは3日間通しのものだと、ほかのどのGPよりも高く、最も安いものでも1日3万円ほどとなっています。これは、日本の鈴鹿GPで最も高い席よりも高く、世界中のセレブが集まるといわれることもあり、観戦に来るファンの層が他とは違うこともわかります。特に日曜日の決勝レースが高くなっていることから、もしも現地観戦を考えるのであれば、手ごろな木曜日のフリー走行、もしくは予選の土曜日の単日チケットがおすすめです。モナコ国内は観戦客で多くの人が押し寄せ、宿泊地を探すだけでも大変です。フランスのニース又はカンヌ、フランス国境近くのイタリアあたりの宿泊で抑えれば、快適なツアープランとなるでしょう。